人気漫画「鬼滅の刃」の影響で、宮城県塩釜市のホームページ(HP)への訪問者数が急増している。公用文書では漫画の主人公竈門炭治郎と字が共通する「塩竈市」の表記を使う同市。複雑な「竈」の書き方を紹介しており、ファンが参考にしているとみられる。
市によると、市名の由来は、かつてこの地域にあった、海水を煮て塩をつくる「かまど」。市は、竈の字に親しんでもらうため、20年以上前から、HPで21画ある書き順を示してきた。
4月には1日10~20件程度だった市公式HP内の「『竈』の字について」のページアクセスは、10月のアニメ映画公開後、約10倍と急増した。