【AFP=時事】ゴラン高原(Golan Heights)のイスラエルの支配地域で11日、3000年以上前のダビデ王(King David)の時代に造られたとりでとみられる建造物が発見された。聖書に記されたイスラエル王国と同盟関係にあったゲシュル王国のものとみられ、ゲシュル王国の支配地域解明の手掛かりとなる可能性があるという。
【写真】ゴラン高原での発掘作業17枚
建造物は、ユダヤ人入植地ヒスピン(Hispin)近くで新たな地域の開発中に発見されたもの。丘の上に位置しており、壁の厚さは1.5メートル、地元産の玄武岩でできている。
イスラエル考古学庁(IAA)による発掘を指揮した考古学者バラク・ツィン(Barak Tzin)氏は、建造物の面積は1000平方メートル以上に及んだと推測している。【翻訳編集】 AFPBB News