ツイッターに投稿されたイラストなどで名誉を傷つけられたとして、ジャーナリストの伊藤詩織さんが「はすみとしこ」のペンネームで活動する漫画家蓮見都志子氏ら3人に、計770万円の損害賠償などを求めた訴訟の第1回口頭弁論が17日、東京地裁(小田正二裁判長)であった。
【写真】記者会見する伊藤詩織さん(6月)
伊藤さんは法廷で意見陳述し、イラストを見た当時を振り返って「今でも忘れられない。私の魂を深く傷つけた」と述べた。「社会には、インターネットでセカンドレイプの拡散に加担する人が大勢いる」とも訴えた。
一方、出廷する予定だった蓮見氏は欠席した。
訴状によると、蓮見氏は性暴力を受けた伊藤さんとみられるイラストと「枕営業を仕掛ける」「試しに大物記者と寝てみた」などの言葉をツイッターに投稿。賛同したとみられる男性医師と男性クリエイターはこれらの投稿をリツイートした。