大統領選で選ばれた人間はいないと議会が“公式声明”を出したという情報が一部ツイッターアカウントにより拡散されていたが、ハフポストがそれは違うだろうとして反論記事を書いていた。だが連邦政府の一般調達局(GSA)がバイデンを大統領として認めてないことについては事実だと立証していた。共和党のハイス議員が”メディアではなく”合衆国憲法と前例を参照せよと言っていることもだ。“メディアではなく”だ。
「“大統領選で選ばれたものはいない”と議会が公式声明」はデマ。実際は共和党議員が書いた手紙
11/16(月) 19:07配信 ハフポスト日本版
「『大統領選で選ばれた人間はいない』とアメリカ連邦議会が公式声明を出した」という誤った情報が、Twitterで拡散している。
これは議会の公式声明ではなく、共和党のジョディ・ハイス下院議員が連邦政府一般調達局(GSA)にあてて書いた手紙だ。政権移行にはGSAの承認が必要となるが、これを認めないよう求める内容となっている。
共和党員らも「ハイス議員が送った」
Twitterで拡散されたのは、共和党所属で、下院小委員会の少数政党の筆頭を務めるジョディ・ハイス議員が、GSAのエミリー・マーフィー局長にあてて書いた手紙だ。
アメリカの法律では、GSAが選挙の勝者認定を行わない限り、政権移行チームが政府予算や情報機関にアクセスすることができない。ブルームバーグによると、バイデン氏の政権移行チームは9日、GSAのマーフィー局長に対し、バイデン氏を勝者と認めるよう呼びかけた。
ハイス議員の手紙はこうした動きに対抗するものだ。手紙では「民主党があなたに間違って伝えた事実を訂正したい」としている。
ハイス議員は、トランプ陣営が複数の州について法廷闘争を行っていることなどから、まだ選挙の勝敗ははっきりしていないと主張。「大統領を決める際には、メディアではなく、合衆国憲法と前例に従うことを強く勧めます」としている。
この手紙が“議会の公式声明”だとして誤って拡散された。上部には青文字で「Congress(議会) of the United States」とあり混同しやすいが、中身を読めばハイス議員が送ったものだとわかる。
ハイス議員は複数の小委員会に所属しているが、議会を代表する立場にはない。
所属先の一つ、アメリカの下院監視・政府改革委員会の共和党員らも公式サイトやTwitterで、議会ではなく「ハイス議員がマーフィー局長に手紙を出した」と伝えている。
一方で、日本のTwitterでは「議会の公式声明」とするツイートが3000回以上リツイートされ、「議会はまともだ」「マスコミは報道しないだろう」などといったコメントが相次いでいる。まとめサイトも取り上げている。
トランプ大統領はこれまでに「集計は違法だ」などとして各地で裁判を起こしているが、いまだに具体的な証拠は示しておらず、次々と敗訴している。
GSAのマーフィー局長はトランプ氏が任命した。GSAは選挙の勝者を確定していない。
信用できないマスコミによって事実だと立証された
あれ?これって、ボク達が書いたあの記事の事ですよね?
昨日のあの話の続きとして、GSA絡みの情報が何かないかを探していたところだ。その結果バイデン陣営への政権移行が拒否されているのが事実だと立証されてしまった。左寄りメディアのハフポストによってだ。
立証って、証明するって事ですよね?それは共和党のジョディさんの仕事なのでは?
ハフポストとしてはGSAによりバイデンへの政権移行がスムーズでないことを盛り込みたかったんだろうが、むしろその情報を強調されると困るのか一部ツイッターアカウントにより拡散された“公式声明”なる単語の方に食いついてしまった。この点はやや残念だね。
ここでのハイス議員というのは共和党のJody Hice氏のことで、書かれていることは昨日我々が検証したレターの文面そのままだった。皮肉にもHice氏が”信用するな”と言っているマスメディアのハフポストによって内容の正しさが証明されたってこと。
確かに、皮肉ですね(笑) ボクは、バイデンさんは大統領選で当選してないと思うし、議会が認めてないのは事実だと思ってます!
書き方の問題なんだよ。“公式声明”をどう解釈するかだ。共和党議員によって出されたレターが公になったことを”公式声明”としたがゆえにこうした記事を書かれるのはバイデン陣営にとっても不愉快だろうね。GSAの問題はそんな下らない言い回しの揚げ足を取っているだけでは解決しない。
バイデンさん、どうするんですか?さっき記事を見つけたんですけど・・・。
バイデン陣営はコロナ対策を理由にトランプ側を追及
この記事だね。トランプが任命した人物により政権移行を拒否されたが、それをバイデン陣営はどうすることもできない。よって大統領選とは直接関係ないコロナ対策にフォーカスを当てて攻めることにした。この点は巧妙と言える。
バイデン氏、トランプ氏の政権移行拒否のせいで「大勢が死ぬかもしれない」
11/17(火) 12:02配信 BBC News
ジョー・バイデン次期米大統領は16日、ドナルド・トランプ大統領が政権移行を拒否し続ければ、新型コロナウイルス対策がさらに遅れ、犠牲者が増えるかもしれないと述べた。
]地元デラウェア州ウィルミントンで記者会見したバイデン氏は、国内の感染拡大が急激に悪化している状況では、権力移譲のための連携が必要だと指摘。トランプ氏が今なお敗北を認めていない状況を、「くたびれるというより、恥ずかしい」と批判した。
政権移行作業を担当し、次期政権の移行チームに連邦政府の施設や予算などを提供する政府一般調達局(GSA)は、いまだにバイデン氏の勝利を認めていない。このためバイデン氏は、通常なら次期大統領に提供される機密情報の説明を受けられずにいる。バイデン氏の側近によると、新型コロナウイルスのワクチン配布についても、バイデン陣営は計画策定から排除されている。
この状況についてバイデン氏は、「まったく無責任だ」と記者団を前に批判。「理解しているんだろうか。これは何かを大げさに吹聴しているわけではなく、いかに人命を助けるかという話なのに」と述べた。
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すごく説得力がありますね!でも、トランプ大統領も譲れないし、敗北宣言もないので認められないんです。
結果的に苦しむのは米国民ということになってしまうよな。目の前の大きな問題を強調せずに”公式声明”だけに食いついてしまうのはどうかと思うね。バイデンさえも残念がると思う。
ちょっと待って下さい!トランピアンズのアヤカさん、様子がおかしいです!
実はそうなんだよ。今回のことでひどく傷ついてしまったようだ。ハフポストに対して感情的になって怒りを爆発させている。暗にツイッターをやめるようなことまで言い始めた。これは誰にとってもいいことではないだろう。
可哀想だと思います・・・。ボク達も、ちょっと詳しく検証し過ぎましたね。
何度も繰り返すが、今回のハフポストの記事は”バイデン陣営”にとってマイナスだと言ってるんだ。バイデン陣営に実害が出ていて簡単には解決しないGSAの問題を強調すればよかったものを、わざとらしくフェイク揚げ足取りに奔走したせいで訳の分からないことになった。ハフポストは暗にバイデンを困らせてトランプを支援しようとしてるのか?とさえ思ったね。
ハフポストって、何がしたかったんですか?
大統領選を混乱させたいだけだろう。バイデン支持を表明してるわけでもなさそうだし、真剣さが足りないと言えるね。困ったものだ。今回の敗者はトランプでもバイデンでもなくメディアだという意見が一部で広まっているけど、まさにそれを裏付けた形になるかもしれない。
我々にとって重要なのはGSAが“大統領選で選ばれた人はいない”というスタンスをキープしていることであり、それに対する共和党議員の考えも変わらないということだ。それでこそトランプ陣営に逆転の目が生まれる。“議会”の議員により出された“公式”な立場だ。“声明”ではなかったかもしれないがな。我々はトランプに逆転の目がなくなったとは1ミリも考えていない。それだけだ。
ボク達は、こう見えても真剣なんです!
トランプ大統領、諦めたらそこで選挙終了です!頑張って下さい!バイデンさん、油断してはいけません!さようなら!