バイデン氏、78歳に 米史上最高齢で大統領就任へ


バイデン氏、78歳に 米史上最高齢で大統領就任へ

 来年1月に予定される大統領就任は米史上最高齢。経験への期待と年齢の不安が入り交じる。

 共和党のレーガン氏は77歳で退任しており、在任中でも78歳を迎えた大統領は過去にいない。特に民主党ではケネディ氏(就任当時43)、クリントン氏(同46)、オバマ氏(同47)と若くして国を率いた例が目立ち、バイデン氏は異色だ。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは18日の社説で、バイデン氏がプロンプター(原稿映写機)なしで話をするのはまれで「近くにある言葉をつかもうとしているかのようだ」と演説のおぼつかなさを形容。健康状態について透明性を高めるよう促した。

 一方、ニューヨーク・タイムズ紙は最近のコラムで、大げさで気取っていた若い頃のバイデン氏が後年は穏やかでつつましくなったと指摘。「年齢とともに知力は衰えても、知っていることを活用する能力は高まる」と肯定的な見方を伝えた。

 バイデン氏自ら、自分自身の役割を「つなぎの大統領」と評したことがあり、2期目は目指さないという臆測もある。だが、バイデン氏を長年支えてきた妹バレリーさんは最近のインタビューで「分断国家を再び一つにし、若い力を結集するという意味での『つなぎ』だ」と語り、バイデン氏は「間違いなく」2期目を目指すという認識を示している。 



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