選挙結果覆すトランプ氏の試み、ベテラン共和党議員から懸念強まる


選挙結果覆すトランプ氏の試み、ベテラン共和党議員から懸念強まる

ここ数日、声を上げる共和党議員は増えつつある。ただし党の指導者や共和党議員の大多数は依然、選挙結果に異議を申し立てるトランプ氏の試みを支援している状況だ。

ベテラン共和党議員のラマー・アレクサンダー上院議員とケイ・グレンジャー下院議員、フレッド・アプトン下院議員は最近、政権移行についてそれぞれ懸念を表明した。

トランプ氏は依然として本選挙での敗北を認めておらず、一般調達局(GSA)もまだ民主党候補バイデン前副大統領の勝利を正式に認定していない。このため、バイデン氏は連邦機関にアクセスできない状況で、新政権の人事を進める資金を確保できず、機密情報のブリーフィングも受けられずにいる。

こうした中、アレクサンダー氏は20日の声明で、「バイデン氏が次期大統領になる可能性が非常に高いように見える」と言及。そのうえで「就任初日に双方の準備が間に合うよう、円滑な政権移行を確実に行うため、トランプ政権は移行に必要な資料やリソース、協議の機会を提供すべきだ」と指摘した。

グレンジャー氏も20日、選挙結果を覆そうとするトランプ氏の試みについて聞かれ、「大きな懸念を持っている」と表明し、「先に進むべき時が来たと思う」と言い添えた。

アプトン氏も19日、トランプ氏は負けを認めるべきかとの質問に、「その通りだ。これは全て終わったことだと思う」と述べた。



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