【ウィーン共同】AP通信などによると、東欧モンテネグロは28日、同国に駐在する隣国セルビアの大使に対し「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」だとして出国を求めた。「国内問題に対する一連の干渉」が理由という。これに対し、セルビアもモンテネグロ大使に72時間以内にセルビアから退去するよう求めた。
モンテネグロには西側諸国を重視する勢力とセルビアやロシアを重視する勢力がある。現政権は西側重視とされ、セルビアがモンテネグロ国内の支持勢力を援助し、影響力を持とうとしているなどと非難している。モンテネグロとセルビアは2006年まで国家連合を組んでいた。