【AFP=時事】米ペンシルベニア州最高裁は28日、大統領選の結果をめぐるドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領支持者らの主張を退けた。選挙結果を覆すことはすでにほぼ不可能であったが、トランプ氏はさらに厳しい状況に置かれた。
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共和党議員らは、ペンシルベニア州での郵便投票は無効であると主張し、州議会で勝者を決定するよう訴えていた。同州では激戦の末に、民主党のジョー・バイデン(Joe Biden)氏が約8万1000票の差をつけて勝利している。
最高裁は全員一致でこれらの訴えを退けるとともに、州議会で勝者を決定するとの主張は、「本選挙に投票したペンシルベニア州民690万人の選挙権を裁判所が奪うという、異常な提案」だとした。
ペンシルベニア州では24日にバイデン氏の勝利が公式認定されており、訴訟では認定差し止めも求めていた。
今回と同様の決定はすでに複数下されており、前日27日には連邦控訴裁判所が、選挙に不正がありペンシルベニア州でのバイデン氏勝利を認定しないよう求めたトランプ陣営の主張をきっぱりと棄却した。【翻訳編集】 AFPBB News