【ワシントン時事】トランプ米大統領は12日、連邦最高裁が前日11日に大統領選結果の確定阻止を求める訴えを却下したことを受け、「最高裁は米史上最大の不正投票に全く関心を示していない」とツイッターで批判した。
【写真】トランプ米大統領を応援し続ける支持者たち
大統領選での大規模な不正を否定して以降、関係が悪化しているバー司法長官についても「大きく失望した」と投稿した。
トランプ氏は「最高裁が気にしているのは、訴えを起こす当事者適格があるかどうかということだけで、このことが大統領本人による提訴を困難にしている」と主張。「恥ずべき司法の失敗だ。国民は裏切られ、米国は汚名を着せられた」と怒りをぶちまけた。
また、バイデン次期大統領の次男ハンター・バイデン氏が司法当局から税務処理に関する調査を受けていることに言及。「なぜバー司法長官は選挙前にこの真実を公表しなかったのか」とバー氏にも矛先を向けた。
首都ワシントンでは12日、トランプ氏の支持者ら数千人が大規模集会を開催した。米メディアによれば、極右団体「プラウドボーイズ」と極左組織「アンティファ」のメンバーが一時にらみ合い、一触即発の状態に陥った。