国土安保長官にマヨルカス氏、運輸長官にブティジェッジ氏 米上院が承認



アレハンドロ・マヨルカス氏(左)とピート・ブティジェッジ氏。それぞれ、国家安全保障長官と運輸長官に就任する/Getty Images

アレハンドロ・マヨルカス氏(左)とピート・ブティジェッジ氏。それぞれ、国家安全保障長官と運輸長官に就任する/Getty Images

(CNN) 米上院は2日、バイデン大統領が国家安全保障長官にアレハンドロ・マヨルカス氏を、運輸長官にピート・ブティジェッジ氏を指名した各人事案を承認した。

マヨルカス氏は国土安全保障省で初の中南米系で移民の長官となり、新政権で重要な役割を担う。トランプ前政権の移民政策の見直しのほか、新型コロナウイルスや国家安全保障上の脅威への対応、長官職が長年不在だった同省の立て直しに着手する。

ブティジェッジ氏は上院が承認する初のLGBTQ(性的少数者)の閣僚となる。インディアナ州サウスベンド市長の経歴を持つ同氏は昨年の大統領選では民主党予備選に出馬。今回、連邦政府のトップ級のポストに就くことで、次の大統領選出馬に必要と見られている経験を積むことになる。

運輸長官はバイデン氏が超党派での成立を目指すインフラ関連の政策で中心的な役割を担う。

バイデン政権で上院の承認が必要な閣僚級23人の指名のうち、2日より前に承認を受けたのは国務、財務、国防、国家情報の4長官にとどまっている。

民主党のシューマー上院院内総務はマヨルカス氏の迅速な承認を求めていたが、野党共和党は移民問題での審査が不十分として追加の公聴会を要求。承認が遅れる結果となっていた。



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