(CNN) 米ホワイトハウスが、バイデン米大統領にとって就任後初となる6月の外遊で、英国訪問時にエリザベス女王(95)と面会する計画について最終調整を行っていることがわかった。米当局者が26日、明らかにした。
対面での会談にはジル・バイデン大統領夫人も参加する見通し。バイデン大統領は6月、主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)のために訪英し、その後、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に参加するためにベルギー首都ブリュッセルを訪れる。バイデン大統領はさらに6月16日にスイスでロシアのプーチン大統領と首脳会談を行う。
米当局者によれば、ホワイトハウスとバッキンガム宮殿が詳細の詰めの作業を行っている。バイデン大統領とエリザベス女王の対面については数日中にも発表される見通し。
会談が実現すれば、バイデン大統領はエリザベス女王が会う13人目の米大統領となる。エリザベス女王が69年にわたる在位期間中に唯一会わなかった米大統領はリンドン・ジョンソン氏で、ジョンソン氏は在任中英国を訪問しなかった。
バイデン大統領にとっては1月の就任以降で初の外遊となる。新型コロナウイルスの世界的な流行で、感染拡大を防ぐため規制が敷かれて国際的な旅行の大部分は停止している。