初外遊に向かう米副大統領の搭乗機、「技術的問題」で引き返す



技術的問題が発生したため副大統領専用機を降りたハリス副大統領=6日、アンドルーズ統合基地/Jacquelyn Martin/AP

技術的問題が発生したため副大統領専用機を降りたハリス副大統領=6日、アンドルーズ統合基地/Jacquelyn Martin/AP

(CNN) 米副大統領のカマラ・ハリス氏を乗せて中南米に向かった副大統領専用機「エアフォース2」で6日、「技術的問題」が発生し、同機はアンドルーズ統合基地(JBA)に引き返した。報道官や側近が明らかにした。

シモーヌ・サンダース上級補佐官は「技術的問題であり、安全上の重大な懸念はない」と述べ、ハリス副大統領は別の機体に乗り換えて外遊を続けると説明した。

副大統領報道官はそれ以上のコメントを避けている。

エアフォース2に搭乗していた代表取材記者は「出発時に着陸装置から異音がしたが、引き返したJBAでの着陸は完全に正常だった」と伝えた。

ハリス副大統領は現地時間の午後3時6分ごろにエアフォース2を降り、「みんな大丈夫?」と報道陣に声をかけると「私は大丈夫。みんながちょっとお祈りしたけれど大丈夫」と語った。

副大統領は午後4時19分、別のエアフォース2に搭乗し、同機は間もなく飛び立った。予定は2時間遅れになった。

ハリス氏は副大統領として初の外遊となる今回、グアテマラとメキシコを訪問する。メキシコと米国を隔てる国境には中南米からの移民が押し寄せており、米政権には移民の流れを食い止めるための政治的圧力がのしかかっている。



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