中国の東北部では例年より早く寒さが始まったが、石炭価格が例年の3倍に高騰していることで凍えてしまうかもしれないという。とても冬を越せない、習近平主席は一体何をやっているのかと不満そうな様子だ。
厳寒の中国北部で石炭高騰「凍死してしまう…」
10/20(水) 12:54配信 テレビ朝日系(ANN)
本格的な冬の訪れを前に中国北部では暖房用の石炭価格が例年の2倍から3倍になり、住民からは「50年見たことのない値段」などと不安の声が出ています。
中国メディアによりますと、内モンゴル自治区や甘粛省などでは暖房用の石炭価格が1トンでおよそ2000元、日本円で3万6000円以上と例年の2倍から3倍に高騰しています。
地元住民らは「50年間、見たことのない値段でとても冬を越せない」「このままでは凍死する人が出る」と話しています。
また、別の中国メディアは専門家の話として「石炭価格の上昇は全国的なもので今のところ解決方法はない」と伝えています。
寒さの厳しい内モンゴル自治区では、8月末でも気温がマイナス10度まで下がった地域もあり、住民の間には価格高騰への不安が広がっています。
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世界的な脱炭素の流れから中国は取り残される
黒井そもそも中国の石炭価格の高騰の原因は豪州産の輸入禁止だ。政治的な対立から始まっていることから、周辺国を頼りにするのは難しいと言える。まだ10月だというのに既にパニック状態も同然だ。この調子では来年2月の北京五輪まではとてもじゃないが持たないだろう。
黒井世界的な脱炭素の流れから、豪州を含め多くの国が石炭の採掘量を減らしていくものと思われる。中国への輸出をせずとも経済が成り立つようにしてしまうかもしれない、という意見が目を引いた。中国共産党にとって大事なのは人民よりも石炭だ、という笑えない冗談もあった