とうとう他の都市にも波及した。西安とはかなり離れているが、河南省でも新規感染者数が爆発的に増え始めて封鎖対象も拡大しているようだ。オミクロン型ではないというが、本当かどうかは分からない。西安でも再度増加に転じるなど歯止めが利かない状況となっている。
中国河南省の新規感染者急増、行動制限広がる
1/6(木) 15:51配信 ロイター
［北京 ６日 ロイター］ – 中国中央部の河南省では、５日に確認された新型コロナウイルスの有症状の国内感染者が６４人となり、前日の４人から急増した。当局は北京冬季五輪と春節（旧正月）休暇を控え、クラスター封じ込めに力を入れており、中部の市など地方政府は相次ぎ厳しい行動制限を敷いた。
河南省ではオミクロン変異株の感染者はゼロにとどまっている。
中国国家発展改革委員会（発改委）は春節に伴う旅行シーズンについて、感染拡大を阻止するのは「一層難しくなる」と文書で指摘した。
河南省固始県では５日に有症状と無症状の感染者がそれぞれ１人報告された。これを受けて住民は県外への移動を禁止された。
許昌市では４００万人強の住民の一斉検査が６日から２日間行われており、当局は人々の移動を最低限に抑えるようとしている。
その他の省内の都市では、娯楽施設の閉鎖や学校の対面授業の停止などの措置が講じられている。
中国北部の山西省永済市では、５日の国内感染者はゼロだったが、駅の入場ゲートから採取された検体が陽性反応を示したことを受け、４０万人の住民は屋内待機を命じられ、企業と学校は６日の活動停止を指示された。
ロックダウンが２週間以上続いている北西部の陝西省西安市は有症状の新規感染者が６３人と、前日の３５人から増えた。国営の新華社は６日、西安の空港で５日から全ての国際便が運航停止となったと伝えた。国内便は既に停止されていた。
中国本土全体の５日の有症状感染者は、国内感染者と海外からの入国者の合計で１０万３１２１人に上った。死者は４６３６人だった。
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北京での市中感染爆発も時間の問題か
黒井北京五輪まであと1カ月しかない中での複数省での感染爆発は最悪だ。何としてでも北京への流入を防ぎたいところだが、河南省は北京からかなり近くいつ広まってもおかしくない。仮に北京でも市中感染が広がれば五輪にも大きな影響が出るだろう。選手団の入国や選手村の扱いなど様々な制限がかかると思われる。
黒井このなぜ状態でオミクロン型に入り込まれれば泣きっ面に蜂だが、なぜか今のところ流入を防いでいる。とは言え数日で2倍4倍と増えるような凄まじい感染力だから、例えば北京五輪取材のために米国や英国から入った記者経由で感染爆発が起きてもおかしくない。中国、正念場だ。
