最大級の長周期震動も観測 宮城・福島震度6強地震、気象庁が会見


最大級の長周期震動も観測 宮城・福島震度6強地震、気象庁が会見

地震を解説する気象庁地震火山技術・調査課の中村雅基課長=東京都港区で2022年3月17日午前1時49分、井口慎太郎撮影

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 気象庁によると、最大震度6強を観測したのは、宮城県登米市、蔵王町、福島県国見町、相馬市、南相馬市の5市町。北海道から九州にかけての広い範囲で震度6弱~1を観測した。

 また、17日午前2時25分までに、宮城県の石巻市鮎川で10センチ▽石巻港で30センチ▽仙台港で20センチ▽福島県の相馬で10センチ▽いわき市小名浜で微弱--の津波がそれぞれ観測された。

 高層階が大きく揺れる「長周期地震動」も観測された。宮城県北部では4段階の揺れの大きさで最大の階級「4」を、宮城県南部や山形県村山、福島県中通りなどでは「3」を観測した。揺れの程度は、「4」の場合は「立っていることができない」、「3」では「立っていることが困難」とされる。

 気象庁地震火山技術・調査課の中村雅基課長は17日午前1時半過ぎからの記者会見で「特に今後2~3日程度は規模の大きな地震が発生することが多くある」と述べ、注意を呼び掛けた。【井口慎太郎】



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