ここに来て戦線が完全に止まったロシアだが、将校クラスでも暗号化されていない通常回線で電話する状況に追い込まれているようだ。その電話を傍受され狙い撃ちされ、既に4人倒されたという。
ロシア軍将官「5分の1犠牲」 弱点は電話?傍受し狙い撃ちか
3/18(金) 17:43配信 テレビ朝日系(ANN)
泥沼化するウクライナ侵攻。あのシュワルツェネッガーさん(74)がプーチン大統領に向け“戦争を止めよ”と呼び掛けました。
アーノルド・シュワルツェネッガー氏:「プーチン大統領、この戦争を始めたのはあなたです。あなたが指揮官です。この戦いを止めることができるのはあなたなのです」
メッセージ動画は9分16秒におよび、ロシア語の字幕も付いています。
映画「ターミネーター」などで知られ、ロシアで根強い人気を誇るシュワルツェネッガーさん。
動画はツイッターなど様々な媒体を使いロシア兵にも“停戦”を呼び掛けました。
アーノルド・シュワルツェネッガー氏:「これはロシアを守る戦いではありません。これは違法な戦争です。あなたの命・手足・未来は全世界から非難される。無分別な戦いのために犠牲になっているのです」
そのロシア軍ですが、イギリスの国防省はウクライナで侵攻を続けるロシア軍の動きがすべての戦線で勢いを失っているという分析を示しています。
将校の5分の1が犠牲になるなど、苦戦が伝えられるロシア軍。その一因と考えられるのが、一般の電話で機密情報を報告しているとみられる、あまりにも脆弱(ぜいじゃく)な通信システムです。一体何が起きているのでしょうか。
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将校に直接手を下したのはまさかのアゾフ連隊
黒井この件についてはBBCでもう少し詳しく取り上げられていた。直接倒したのはまさかのアゾフ連隊ということで、ロシア側がネオナチネオナチとプロパガンダの槍玉に挙げる曰くつきの集団だと分かった。実際には彼らは親露派の住民ではなくロシア軍のトップクラスを狙う護国特殊部隊だと言える。
ロシア軍将官、4人目が犠牲か ウクライナが狙い撃ちとの見方も
3/17(木) 16:31配信 BBC News
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は16日、ロシア軍の将官が犠牲になったと述べた。同軍の将官級の犠牲者はこれで4人目とされる。
ゼレンスキー氏は犠牲者を特定しなかった。しかし内務省顧問は、ロシア軍のオレグ・ミチャエフ少将だと説明。ウクライナの極右組織「アゾフ大隊」が15日に殺害したとした。
メディア報道では、第150機動ライフル師団のミチャエフ少将はマリウポリ近郊で犠牲したとされる。
事実であれば、ウクライナ侵攻を指揮しているロシア軍の将官約20人のうち、5分の1が犠牲になったことになる。
なぜミチャエフ少将のような幹部が前線付近にいたのか、いぶかしむ声も出ている。
これまで犠牲が伝えられた将官は、ミチャエフ少将のほか、第29合同軍のアンドレイ・コレスニコフ少将、第41合同軍のヴィタリー・ゲラシモフ少将、同軍のアンドレイ・スホベツキー少将。
■ウクライナが狙い撃ちか
ロシア軍幹部の犠牲者が相次いでいることについて、将官が単に時と場所を誤ったのではなく、ウクライナが標的にして攻撃している可能性が高いとみる専門家もいる。
米ジョージタウン大学のリタ・コナエフ氏は、「事故だとは思わない。1件なら事故だが、これだけ多いのは狙っているからだ」とBBCに話した。
ウクライナのゼレンスキー大統領側近の1人は、ロシア軍の将官クラスへの攻撃を専門とする軍情報チームがウクライナにはあると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルに説明。
「そのチームは、注目を集めている将官、パイロット、砲撃指揮官らを探している」とした。
■居場所の把握
前出のコナエフ氏によると、ウクライナ軍にとって、数で圧倒されている状況でロシア軍幹部を狙うのは、情報戦の重要な部分になっている可能性がある。
「標的にしているのなら、ウクライナの士気を高めることになる。勝利を収めていると感じられる。気持ちを奮い立たせる」
ウクライナが特定のロシア将官を狙い撃ちするには、居場所を知る必要がある。アナリストらは、ロシアがオープンな通信手段を使っており、それが所在についてのヒントを提供することにつながっている可能性があるとする。
ロチャン・コンサルティングの防衛アナリスト、コンラッド・ムジカ氏は、「ロシア側が携帯電話やアナログラジオで軍幹部と連絡を取っているなら、ウクライナはすべてを把握している」とBBCに話した。
ウクライナ側は、ロシア軍のゲラシモフ少将を倒した後、ロシアの安全保障幹部の会話だとする録音を公表した。その中で幹部とされる人物らは、同少将の犠牲について話し、安全な通信ネットワークが機能していないと文句を言っている。
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(英語記事 Fourth Russian general killed in Ukraine – Zelensky)
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黒井ゼレンスキー大統領はNATOの加盟については自ら断念すると話した。つまりロシアがこれ以上軍事侵攻を続ける大義名分を完全になくしたわけだ。だが既にロシアへの経済制裁は最大限に発動され、もはや独裁者プトラーの排除以外にロシアが助かる道はなくなった。ゼレンスキー大統領の前にひれ伏すしかない状況と言えるのだ。