ロシア軍前線とプーチンの間に深い溝があると露わになってしまうw

チョルノービリ原発からロシア軍が撤退したが、放射性物質で汚染された赤い森を防護服なしで通行し、汚染物質の粉塵を全身に浴びたことで身体異常が起きてパニック状態になったことが撤退の原因と言われている。1986年の事故を知るプトラーに何も話が伝わっていない可能性が濃厚だ。

「露軍、チョルノービリに塹壕掘り被曝」の一報で透けるプーチンと前線の乖離
4/3(日) 17:01配信 JBpress

ロシア軍がチョルノービリ(チェルノブイリ)原子力発電所から撤退した。ウクライナの原子力発電公社、エネルゴアトム社が3月31日に発表したとして、複数のメディアが伝えている。

1986年に原子炉の爆発事故を起こしたチョルノービリ原発は、2月24日のロシア軍の侵攻直後に占拠されていた。

海外メディアが報じたところでは、原発職員の話として、ロシア軍は放射性物質の汚染が著しい「赤い森」を防護服なしで通り、装甲車が汚染土壌の粉塵を巻き上げていたという。

さらにはエネルゴアトム社の話として、「赤い森」に塹壕や要塞を築いていたともされる。それでロシア軍は大量の放射線を浴び、身体異常の兆候にパニックになって、内部で暴動や反乱の動きもでていた、というのだ。

■ 伐採され埋められた「赤い森」

「赤い森」については、ウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会で行った演説の中で危機を示唆したものとして、1週間前の配信で触れている。

1986年の原子炉の爆発直後に飛散した放射性物質が、風向きによって一気に流れ込んだ森の木々が一瞬にして枯れ果て、真っ赤になってしまったことから「赤い森」と呼ばれる。

しかし、いまはその景色を見ることはできない。赤く染まった木々は全て伐採され、その土地の中に埋め込んでしまった。それがかえって汚染被害を深刻なものにさせたと指摘される。

■ 懸念されるロシア軍兵士の被曝情報

実は、区域内の森林ではたびたび大規模な火災が発生しているが、消火にあたる地元の消防士は必ず線量計を身につける。それで一定の放射線量を超えると、人員の交代を優先させる。火災が起きる度に空間放射線量は必ず上昇する。

そんな場所で本格的な戦闘を起こそうというのは愚行だと、ゼレンスキーは演説の中で指摘していたはずだった。

よりにもよって「赤い森」に防護服もなしで立ち入り、しかも塹壕を掘るなんて、放射線の風呂に浸かるようなものだ。

プーチンに正確な情報が伝えられていないことについて、ウクライナとの停戦交渉への影響を危惧する声も多い。自軍がどれだけ劣勢にあるのか知らなければ、なかなか合意にも結びつかないからだ。

だが、それよりも懸念すべきは暴走だ。正確な情報を得ないが故に、無茶な指示を出すかも知れない。地下鉄にサリンを撒けばどういう結果になるのか、誰も進言しなかったように、プーチンの側近も結果についてなにも言及しない。あるいは、孤立が正常な判断を誤らせる。追い詰められていく感覚が、暴挙に向かわせてもおかしくはない。

狭い世界であれば、いわゆる通り魔事件を起こす犯罪者の背景にも同様の心理がある。欲求不満のストレスと孤立が破滅的な思考へと落としこみ、凶行に走らせるのだ。

一方で正確な情報をあげられない現場が、勝手に暴走することもある。「赤い森」に塹壕を掘ってもぐるほど愚かなことはない。ソ連時代の事故を知るプーチンが、そこまでのことをさせただろうか。その間抜けさで上司へのよい報告を希求するあまり、指示にないことを現場判断で引き起こしかねない。現場と指揮が噛みあわないのであればなおさらだ。

われわれが、ロシア軍が予想よりも弱いことを嘲笑したとしても、いつどこに落とし穴が待っているか知れない。「赤い森」からの撤退とプーチンの情報隔離はその危険を物語っている。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/10144b1a09616938d63006fceebecda8eda0af32

ロシア人は一生民主主義を理解できないまま


黒井コメント欄のネットユーザーによれば、今回の作戦でプトラーは軍を排除してFSBのスタッフを起用したそうだ。それにより軍との亀裂が明るみになり、およそ作戦とも言えないような稚拙な進軍で敗北続きとなってしまった。そもそも断絶状態だったのだ。

黒井ロシア兵には基本的な放射能の知識もなければ、チョルノービリの原発事故についての歴史的な常識もないことが分かった。ソ連解体とはいうがロシア本体はソ連と何も変わらない独裁政権が続いていたわけだ。民主主義とは何かを一生知らないまま国家解体の憂き目に遭うだろう。