岸田首相就任半年、周辺に漂うきな臭さ 菅氏、河野氏らの発言警戒 閣僚兼務に疑問の声 憶測呼ぶ公明の動向

[ad_1]

岸田首相就任半年、周辺に漂うきな臭さ 菅氏、河野氏らの発言警戒 閣僚兼務に疑問の声 憶測呼ぶ公明の動向

岸田文雄首相(資料写真)

 「月内に策定する緊急経済対策については補正予算も考えながら結論を出すべきだ」。菅前首相は3日、フジテレビの報道番組でロシアのウクライナ軍事侵攻などを受け内閣が検討中の対策に注文を付けた。

 対策の財源を巡って、岸田首相は新年度予算予備費充当を軸とする方針。参院選前の補正予算編成にも慎重だ。菅氏は「(予備費だけでは)少ない」とし、「やるからには思い切ってやった方がいい」と早期補正予算編成を含めた対応を促した。

 これに公明党の山口那津男代表が呼応した。同党関係者によると放送翌日の4日、視察先の千葉県で「前首相の菅氏から声が出た意義は大きい」と報道陣の前で発言。「大きな与党の流れを政府に受け止めさせるよう働き掛けていく」と付言したという。「公明と関係の良い前任総理を持ち上げつつ現総理に対応を迫った格好」(同関係者)だ。

 同じ日に国会内で講演した河野氏は松野博一官房長官のワクチン接種担当相の兼務に疑問を投げ掛けた。

 自民党関係者によると、河野氏は長官が省庁間の調整をこなしながら1日2回の記者会見に臨み、拉致問題、沖縄基地負担軽減も担当していることを列挙。「あれだけ忙しい長官に果たして実務をやってもらえるのかが心配の種だ」などと懸念や疑問を示したという。

 官邸や岸田首相に近い議員は周辺からくすぶり始めた内閣への不満を警戒。官邸関係者は「ウクライナ問題に端を発した燃料高騰で参院選前の景気回復が見通せなくなったのが痛い。河野さんの疑義にまで公明党が賛意を示したら大ごとだ」と危機感を強める。

 一方、「菅さんも河野さんも感じていることを素直に口にしたまでの話」と見る菅氏に近い議員は「公明党が乗ってきて一気にきな臭くなった。岸田さんには落ち着かない就任半年の日だったのでは」と話した。

神奈川新聞社

[ad_2]

Source link