春の訪れを告げる4月22日、赤坂御苑にて天皇皇后両陛下主催の春の園遊会が開催されました。各界の功労者たちが集う中、5月並みの暖かな日差しのもと、皇族方々は招待客と和やかに言葉を交わされました。
62年ぶりのスタイル変更で、より多くの交流を実現
今回の園遊会は、62年ぶりに形式が刷新されました。従来は両陛下を先頭に皇族方が一列で同じルートを進むスタイルでしたが、今回は両陛下、秋篠宮ご夫妻、愛子さまと佳子さまの3つのルートに分かれて進行。これにより、より多くの招待客と皇族方の交流が実現しただけでなく、会場の自然や食事を楽しむ時間も確保されました。また、暑さ対策という配慮も込められており、皇室側の細やかな気配りが感じられます。
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女性皇族の装い:雅子さまはペールトーンのイエローで春を表現
園遊会で常に注目を集めるのが、女性皇族方の装いです。和装か洋装か、毎回関心が寄せられます。近年は和装と洋装が交互に選ばれており、前回の2024年秋の園遊会は和装だったことから、今回も和装が予想されていました。
雅子さまは、ペールトーンの黄色を基調とした着物に金色の帯を合わせ、春の華やかさを体現するような明るい装いで登場されました。着物の模様も淡い色合いで、遠目からは一色のようにも見える繊細なデザインです。
雅子さまの着物:過去の園遊会との比較
実は、2002年4月、出産後初めて出席された春の園遊会でも、今回と似たクリームイエローの着物をお召しでした。雅子さまは園遊会での和装では、淡いブルー系か淡いイエロー系を好んで選ばれる傾向があるようです。
ファッション評論家の山田花子さん(仮名)は、「今回の雅子さまの装いは、春の光を思わせるような柔らかなイエローが印象的です。シンプルな模様と帯の組み合わせが、上品で洗練された雰囲気を醸し出しています。」とコメントしています。
愛子さまと佳子さまの装い:ブルーとグリーンで春の彩りを添える
愛子さまは淡いブルー系の着物、佳子さまはグリーン系の着物をお召しになり、それぞれに春の彩りを添えていました。
まとめ:春の園遊会、新たなスタイルで成功裡に開催
62年ぶりのスタイル変更により、より多くの交流と春の風情を楽しむ機会が生まれた今回の春の園遊会。皇族方の華やかな装いも相まって、春の訪れを祝う盛大なイベントとなりました。