
ロシアが実効支配するウクライナ南部クリミア半島の町を移動するロシア軍の装甲車両=2月24日(タス=共同)
ロシアのウクライナ侵攻に従軍した元空挺部隊兵士が29日までに、ソーシャルメディア上で戦争に反対する手記を発表した。開戦理由を知らされず戦場に駆り出された部隊の食料が乏しく、略奪を繰り返した内情を暴露。ロシア当局に処罰される恐れがあるのに発表を決意したのは「この狂気を止めなければならないと良心が言っている」からだと訴えた。
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元兵士は、ロシアが2014年に強制編入したウクライナ南部クリミア半島を拠点とする第56親衛空挺強襲旅団に所属したパベル・フィラティエフさん(34)。(ロンドン、東京共同)