キーウ上空で、建物に攻撃する数秒前に撮影された無人機(ドローン)(10月17日、AP)
【テヘラン=西田道成】イランのホセイン・アブドラヒアン外相は5日、テヘランで記者団に、ロシアへの無人機(ドローン)の供与について「ウクライナ戦争が始まる数か月前に、少数の無人機を提供した」と認めた。弾道ミサイルの供与については「完全に間違っている」と否定した。イラン国営通信が報じた。
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ウクライナや米欧は、ロシアの攻撃でイラン製無人機が使用されているとして批判を強めている。イランはこれまで、ロシアにいかなる武器も送っていないと主張していた。
アブドラヒアン氏は、2週間前に疑惑について協議することで合意していたウクライナ側が会合に現れなかったと説明。イラン製無人機の使用が証明された場合、「我々は無関心ではいられない」と強調した。