(写真:朝鮮日報日本語版)
【NEWSIS】西側の支援国が提供する新型防空システムがウクライナに到着したと、7日にウクライナ国防相が語った。
【動画】ロシア軍の巡航ミサイルを撃墜するウクライナ兵
ウクライナのオレクシー・レズニコフ国防相は7日、ツイッターに「これらの兵器はわが軍を大いに強化し、わが国の領空を一層安全にしてくれるだろう」と書き込み「われわれは、攻撃してくる敵の標的を引き続き落としていく」と誓った。
さらにレズニコフ国防相は「われわれのパートナーであるノルウェー、スペインそして米国に感謝する」とコメントした。
ウクライナ軍は今春、射程の長い多連装ロケット発射装置(MLRS)の提供を西側へ強く求めたのに続き、夏からはロシアのミサイル、ロケット弾および戦闘機を探知・迎撃できる、より現代的な性能を有した防空網が切に必要だと強調した。
長距離MLRS提供の要請に応じてM142HIMARSを提供し、ウクライナ軍の反撃を助けてきた米国は、高性能地対空ミサイルシステム「NASAMS」8セットをウクライナに送ると約束した。さらにホワイトハウスは今年10月、そのうち2セットの引き渡しを急ぐ方針だとコメントした。
NASAMSは中・短距離防空兵器で、ロシアの巡航ミサイルに対抗できると期待されている。CNNテレビは、このシステムが米国の首都ワシントンの空を守っていると伝えた。
ノルウェー式先進地対空ミサイル・システム(Norwegian Advanced Surface-to-Air Missile System)とも呼ばれるNASAMSはグラウンドベース(地上基地)のシステムで、無人飛行体、ヘリコプター、巡航ミサイル、無人戦闘飛行体および有人戦闘機を相手にすることができる。ほぼ全ての種類のミサイルを発射することができ、パトリオットのような、より長い射程を持つシステムと一緒に共同作戦を展開できる。
キム・ジェヨン記者