引退議員に聞く 伊達忠一参院議長 皇位継承携わり「感無量」

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インタビューに応じる伊達忠一・参議院議長=25日午後、国会(春名中撮影)
インタビューに応じる伊達忠一・参議院議長=25日午後、国会(春名中撮影)

 7月4日公示-21日投開票の日程で行われることが決まった参院選には、改選を迎える議員のうち、群馬県知事選に立候補する山本一太氏や病気療養中の吉田博美氏(いずれも自民)ら少なくとも20人が立候補しない見通しだ。引退を表明した伊達忠一議長に話を聞いた。

 北海道議、参院議員を含めて40年近く政治に携わってきました。参院議長として皇位継承や改元に携われたのは素晴らしいことです。菅義偉(すが・よしひで)官房長官や大島理森(ただもり)衆院議長とは「やりきれるのかな」と話していました。誰も経験がないわけだから。人生、感無量ですよ。

 「やられたらやり返す」という政治の進め方では進歩はありません。野党時代、議院運営委員会の筆頭理事として閣僚の海外出張を全て認めました。閣僚を海外に出すために副大臣制度を作ったのに、自民党政権下で旧民主党は海外出張に「ダメだ」と繰り返しました。私は「すぐに与党に戻る」という思いで同じ行動を取らなかった。結果、閣僚は海外出張をしやすくなっています。

 歴代で安倍晋三首相ほど諸外国を走り、国際化に対応している首相はいません。たいしたものです。ただ、忙しすぎて説明不足になっているから「一強」と批判されるのでしょう。いわゆる「2000万円」問題も、きちんと説明すれば、ここまで大きな問題にはならなかったはずです。

 野党が分裂しているのも大きい。政治は緊張感があったほうが前進がある。野党もチェック機関として、政策的に一本になって、与党を脅かすようなことがあってもよいのではないか。

 年金、社会保障は与党・野党で争うべきではありません。参院は衆院の「下請け」といわれることもありますが、解散のない参院でこそ与党・野党を超えて腰を据えて真剣な議論をしてもらいたいと思います。(沢田大典)

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