安倍晋三首相が27日午前、大阪市で28日に開幕する20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に向け羽田空港で記者団に語った発言の全文は次の通り。
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日本が初めて議長を務めるG20大阪サミットがいよいよ明日から始まる。国際社会では対立が強調されがちだが、日本は議長として意見の違いよりも一致点や共通点を見出していきたいと考えている。
自由貿易の推進、イノベーションを通じた世界の経済成長の牽引(けんいん)、デジタル経済のルール作り、環境・地球規模課題への貢献や女性活躍などについてG20として力強いメッセージを発出したい。
サミット開幕前にトランプ米大統領、(中国の)習近平国家主席と会談し、それぞれG20の成功に向けた連携を確認したいと考えている。サミット閉幕後には(ロシアの)プーチン大統領と首脳会談を行い、胸襟を開いて話し合い、平和条約交渉をできるだけ前に進めていきたい。
このG20に、世界中からやってくるリーダーたちには大阪のおもてなしを味わっていただきたいと考えている。