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香港の裁判所は10日、中国に批判的な香港紙として知られた蘋果(ひんか)日報(アップルデイリー)の創業者で、中国共産党が香港における反中勢力の黒幕とみなす黎智英(ジミー・ライ)氏(75)に対し、詐欺罪で禁錮5年9月、罰金200万香港ドル(約3500万円)の判決を言い渡した。
黎氏はすでに無許可の集会を組織した罪などで実刑判決(合わせて禁錮1年8月)を受けて服役しているが、今回はそれを上回る厳しい判決。ネット上では「政治的判決だ」などと反発の声も上がっている。
黎氏が罪に問われたのは、蘋果日報(昨年6月に発行停止)がリースしていた本社内にコンサルティング会社の事務所を置いたこと。裁判官は、17年以上にわたり黎氏が賃貸契約違反を故意に続けたと認定した。
黎氏は、海外勢力と結託し国家の安全に危害を加えた香港国家安全維持法(国安法)違反の罪でも起訴されている。この裁判をめぐっては、李家超行政長官が、国安法の解釈権をもつ中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会に司法解釈を要請中。中国国営メディアは今月9日、同常務委が27日から30日まで開催されると報じており、裁判は年明けに始まる可能性が出てきた。(中国総局)
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