中国・杭州の「スマート食糧貯蔵庫」、毎年100トン以上の損失を防ぐ


中国・杭州の「スマート食糧貯蔵庫」、毎年100トン以上の損失を防ぐ

中国杭州市の「スマート食糧貯蔵庫」(2022年12月16日提供)。(c)CGTN Japanese

 中国南東部に位置する浙江省(Zhejiang)杭州市(Hangzhou)の郊外に建設された食用油・食糧備蓄庫には、34の「スマート食糧貯蔵庫」があります。この貯蔵庫の貯蔵量は11万トンを超え、全市民1000万人余りの約1カ月分の需要を満たすことができます。

 各貯蔵庫は、平らにならされた穀物の山の下に、さまざまなセンサーや受信機がびっしりと埋め込まれています。また、それぞれの貯蔵庫に縦5列横12列で4層に分かれて配置された240個の温度センサーが、隅々の温度変化を24時間モニタリングしています。

 コントロールセンターでは、技術者がコンピューターを使って庫内の温度や湿度などを調節します。病虫害が発生した場合、食糧の温度が上昇し、その温度変化はすぐにシステムに反映されることから、技術者は素早く対応でき、病虫害は初期段階で防止されます。

 このような一連の科学的手段を活用することで、この食糧備蓄庫は貯蔵食糧の平均損耗率を0.12%以下に抑え、毎年100トン以上の食糧損失を防いでいます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News

CGTN Japanese



Source link