米国防総省高官は20日、ロシア国内でウクライナに対する攻勢をかけたいとの考えと、実際に攻勢をかける能力がロシア軍にあるのか疑問視する、二つの矛盾する見方が出ているとの見方を示した。写真は12月8日、ウクライナ東部ドネツク州リマン付近で撮影(2022年 ロイター/Viacheslav Ratynskyi)
[ワシントン 20日 ロイター] – 米国防総省高官は20日、ロシア国内でウクライナに対する攻勢をかけたいとの考えと、実際に攻勢をかける能力がロシア軍にあるのか疑問視する、二つの矛盾する見方が出ているとの見方を示した。
国防総省高官は匿名を条件に記者団に対し「ロシア国内で、ウクライナで攻勢をかけたいとの考えがある一方、実際に攻勢をかける能力があるか疑問も出ている」と述べた。
また、ロシア軍は大幅な砲弾不足に直面していると米国は見なしているとも指摘。米国はロシア軍の再攻勢を含むあらゆる事態に備え可能な限り準備していると語った。
ウクライナ軍のザルジニー総司令官は先週、エコノミスト誌に対し、ロシアは20万人の新たな兵士を訓練しているとし、東部、南部、もしくはベラルーシから、早ければ来年1月、もしくは春に大規模な攻勢をかける可能性があるとの見方を示した。