改憲実現へ閣外協力も　自民・下村本部長

　自民党の下村博文憲法改正推進本部長は１日のＢＳ－ＴＢＳ番組で、改憲実現へ他党との協力を幅広く模索したいとの考えを示した。大連立に触れた先月の発言の真意を聞かれ「閣内連立もあるし、閣外協力もある」と言及した。公明党が不快感を示していることを踏まえ、自公連立について「公明党を外すことはあり得ない」とも語った。

　下村氏の言及に対し、同じ番組内で公明党の西田実仁参院幹事長は「憲法問題には与党も野党もない」と述べ、連立と絡めた考え方を疑問視。国民民主党の渡辺周副代表は「あり得ない」と否定した。日本維新の会の馬場伸幸幹事長も懐疑的な見方を示した。