3月16日の首脳会談と同じ日に、自民党の松川るい議員が外国特派員記者会見で「日本は韓国に謝罪する必要はない」との見解を明らかにした。
「日本が韓国に改めて謝罪すべきだと思うか」という質問に対し、松川議員は「そうではない。安倍元首相が既に日本の最終的な立場を明らかにしている」と回答した。
岸田首相は首脳会談で「歴代の談話を継承する」とだけ話し、「謝罪」の文言を発しなかった。松川議員の発言はその方針を明確化したと言える。
愛国日報こと中央日報によると、松川議員は「1965年の日韓請求権協定で歴史問題が解決されたという日本の立場に関して妥協できない」とも述べたという。
松川議員と言えば1～2週間前からツイッターで「韓国との未来基金推進論者」だとして大きな反発を呼んでいたが、それとは真逆の方向性の回答で韓国側もやや面食らっている様子だ。
コメント欄では「韓国の外務省によれば、日本は20回以上公式に謝罪した」「謝罪するのはむしろ韓国側」「請求権協定にはっきりそう書いてあるのに、どういう状態なら解決したと思うのか教えてほしい」と韓国側の報道に対する疑問点が並んだ。松川議員のここ最近の言動に対するコメントは見つからなかった。（黒井）
中央日報：日本与党議員「強制徴用問題は解決済み…韓国に謝罪する必要はない」
