イタリアのメローニ首相、支持率低下を招いてもウクライナ支援継続を約束

[ad_1]

多くのイタリア人有権者はウクライナへの軍事支援に否定的だが、メローニ首相は「たとえ政権への支持率を下げることになってもロシアに抵抗するウクライナを支持し続けるだろう」と述べて注目を集めている。

自由には代償が必要で自分たちで自身を守れない場合『他の誰か』が守ってくれるかもしれないが、確実に我々の国益を差し出すよう要求するだろう

イタリアで最も発行部数が多いコリエーレ・デラ・セラ紙は2月下旬に世論調査の結果発表、イタリア人の約45%がウクライナへの武器供与に反対(賛成は34%)、与党「イタリアの同胞」の支持者でさえ47%が武器供与に反対しており、現地メディアは「イタリア人有権者にとってウクライナへの軍事支援は不人気の政策だ」と報じているが、メローニ首相は「たとえ政権への支持率を下げることになってもロシアに抵抗するウクライナを支持し続けるだろう」と述べた。

メローニ首相は「政府が国民に不利益もたらすような財政支出を行っていると主張する人々に言いたい。ウクライナへの軍事支援はイタリアが既に所有しているものを送っているのであり、新たに購入するため資金を使い国内の資源を奪っているいうプロパガンダは非常に下らない嘘で、もしウクライナへの軍事支援を止めれば年金が増えたり、税率が下がるという話は全て嘘だ。必要と判断するかぎりウクライナへの支援をあらるゆ分野で保証する」と主張。

さらに「コンセンサスへの如何なる種類の影響も計算せず、価値観的にもそうすることが正しいため、今後もウクライナを支持し続ける。彼らへの軍事支援は必要不可欠なものだ。我々は約束を守るし、自由には代償が伴うことを理解している。ロシアの爆撃に対する盾をキーウの市民に提供し続ける」と付け加えた。

イタリアのメローニ首相、支持率低下を招いてもウクライナ支援継続を約束

出典:7th Army Training Command / CC BY 2.0

国防予算の増額についてもメローニ首相は「これまでの政権は国民の目が届かないところで秘密裏に国防予算を話し合って決めてきたが、私たちの政権は国防予算への配分について隠し事はしない。私たちは公約を守ることこそが不可欠であると確信しており、だからこそオープンな場で話し合うのだ。自由には代償が必要で自分たちで自身を守れない場合『他の誰か』が守ってくれるかもしれないが、確実に我々の国益を差し出すよう要求するだろう」とも述べているのが印象的だ。

先月にキーウを訪問したメローニ首相は「SAMP/T、Aspide、Skyguardを含む支援パッケージを提供する」と発表、ゼレンスキー大統領も「長い間SAMP/Tの入手に取り組んできた。これは本当に高度な技術で遂に手に入れた」と喜びを顕にしていたが、既に訓練を終えたウクライナ人兵士とSAMP/Tが国に戻ったという報告もあるのでウクライナ軍は待望の「ミサイル防衛能力=弾道ミサイルの迎撃能力」を手に入れた可能性が高い。

イタリアのメローニ首相、支持率低下を招いてもウクライナ支援継続を約束

出典:ПРЕЗИДЕНТ УКРАЇНИ

因みにイタリアは相当量の装備・弾薬(M270MLRS、PzH2000、M109、M113、FH70、イヴェコLMV、各種弾薬など/ドイツ支援に匹敵するとも言われている)を送っているのが非公式に確認されており、目立たないだけでウクライナを軍事的支える主要国の1つと言える。

イタリアで当面のギャップを埋める戦車調達が浮上、レオパルト2A7導入?
伊首相がキーウを訪問、SAMP/Tを含むウクライナ支援パッケージを発表
イタリア外相、2ヶ月以内にウクライナでSAMP/Tの運用が始まると明かす
ウクライナが切望する高度な防空システム、仏伊がSAMP/T提供を間もなく発表
ウクライナ支援で大きな役割を果たすイタリア、議会が武器支援継続を承認
イタリア新政府、ウクライナへの武器供給に関連した法令の延長を断念
イタリアのウクライナ支援は英独に匹敵、M270、PzH2000、M109を提供

 

※アイキャッチ画像の出典:Quirinale.it

[ad_2]

Source link