ポーランド陸軍の参謀総長、経済制裁でロシアの戦争資金を止めるのは困難

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ポーランドの陸軍参謀総長は「戦争資金の消耗スピードでウクライナはロシアよりも不利で、ロシアの戦争資金を経済制裁では止められない」と指摘し、ポーランドはウクライナに提供できる砲弾をもう持ってないと付け加えた。

アンジェイチャク参謀総長の指摘は戦場の結果に即したものなのだろう

先月末に開催されたポーランド国家安全保障局の戦略討議会でアンジェイチャク陸軍参謀総長は「軍人として最も不利で困難な選択肢を提示することが私の義務であり、(ウクライナとロシアの)戦争の推移はポーランドの安全保障にとって非常に悪いと評価している」と述べた上で、資金力や継戦能力の面でウクライナはロシアよりも不利な状況に陥っていると指摘した。

ポーランド陸軍の参謀総長、経済制裁でロシアの戦争資金を止めるのは困難

出典:Biuro Bezpieczeństwa Narodowego.

参謀総長は戦争という国家間の競争について「過去も現在も将来も軍事的な側面だけで推し量るものではなく、金融、インフラ、社会問題、技術、食料生産といった経済的要因が重要なので戦争は政治的な問題だ。ロシアが侵攻前に保有していた資金、支出の動向、制裁の効果、経済状況から判断すると戦争資金を十分捻出できる。1年~2年という短期的なスパンでロシアが資金不足に陥る気配はなく、逆にウクライナは米国などの西側諸国から莫大な資金援助を受けているにも関わらず危機的な財政問題を抱えている。残念ながら『資金の消耗スピード』の面でウクライナはロシアよりも不利だ」と述べた。

さらに「ウクライナがロシアとの戦争で軍事的勝利を収めるには程遠いと西側諸国の指導者は認識しているのか」と問われると、参謀総長は「脅威を正確に評価することは(西側諸国の指導者とって)多くの驚きと衝撃をもたらす」と言及し、ロシアの戦争資金について「経済制裁で止められるとは思わない」と付け加えている。

ポーランド陸軍の参謀総長、経済制裁でロシアの戦争資金を止めるのは困難

出典:U.S. Army photo by Sgt. Victor Everhart, Jr.

ウクライナに供給するための砲弾問題についても「我々は提供できる砲弾をもう持ってない。我々の産業界はウクライナのニーズに応えながら自国分の備蓄を維持するだけの準備が出来ていない。この事実は危機意識を高めるため可能な限り多くの人々に伝える必要がある」と述べているのが印象的だ。

管理人は経済のことはさっぱりなので「なぜ制裁を受けるロシア経済が破綻しないのか」よくわからないが、米国から流出した機密文書も「ロシアは戦争を続けるための資金を1年~2年分は持っている」と評価しており、戦場での結果を見る限り「装備や弾薬の供給」でロシアが大きな支障をきたしているとは思えず、アンジェイチャク参謀総長の指摘は戦場の結果に即したものなのだろう。

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※アイキャッチ画像の出典:Biuro Bezpieczeństwa Narodowego.

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