5月26日、ロシアのプーチン大統領の最側近とされるメドベージェフ安全保障会議副議長(写真)は、ウクライナが核兵器を入手すればロシアは先制攻撃を仕掛けると表明し、欧米はウクライナを巡る核戦争のリスクを著しく過小評価していると警告した。ラオス・ビエンチャンで23日代表撮影(2023年 ロイター/Sputnik/Yekaterina Shtukina)
[モスクワ 26日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領の最側近とされるメドベージェフ安全保障会議副議長は26日、ウクライナが核兵器を入手すればロシアは先制攻撃を仕掛けると表明し、欧米はウクライナを巡る核戦争のリスクを著しく過小評価していると警告した。ロシアの通信各社が伝えた。
ロシアは、欧米がウクライナを巡りロシアと代理戦争を行っていると主張、さらに大きな紛争に発展しかねないと繰り返している。
メドベージェフ氏は「戦争には不可逆的な法則がある。核兵器の場合、先制攻撃が必要ということだ」と指摘。
ウクライナの核保有を認めるということは「核ミサイルが(ウクライナに向けて)飛んでくることを意味する」と述べた。
「アングロサクソンはこのことを十分理解しておらず、こうした事態にはならないと考えているが、ある条件下では起こり得る」とした。