インドの10代少女、公衆の面前で惨殺される 女性への暴力に憤り再燃

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インドの10代少女、公衆の面前で惨殺される 女性への暴力に憤り再燃

監視カメラの映像には、襲撃犯が繰り返し被害者に暴行を加える様子が映っていた

事件は1分以上続いた。監視カメラの映像には、複数の人がそばを通り過ぎる中、襲撃犯が繰り返し被害者に暴行を加える様子が映っている。

制止を試みている男性は1人だけで、襲撃犯を被害者から引き離そうとしたものの、すぐに引き下がっている。

被害者の遺体は28日夜、事件のあったデリー北部ロヒニの地域で見つかった。

インド警察は29日午後、今回の事件に関連して容疑者の男を逮捕したと発表。地元警察は記者団に対し、男が隣接するウッタルプラデシュ州で身柄を拘束されたと明らかにした。職業は機械工。

地元警察がインドのテレビ局タイムズ・ナウに明らかにところによると、初期捜査では衝動的な犯行であることが示されているという。

少女の父親はインドのANI通信に対し、遺族は「被告への厳正な処罰」を求めていると語った。

インドでは殺人や強姦(ごうかん)事件をきっかけに、女性の保護や襲撃犯の処罰が十分に行われているか、怒りの声が上がるケースが相次いでいる。

インドは性別に基づく暴力への対応に長年苦慮しており、女性問題の専門家を対象にしたトムソン・ロイター財団の2018年の調査によると、女性にとって世界で最も危険な場所とされる。

女性に対する犯罪の件数も増えているとみられ、インドの国立犯罪統計局によると、20年に起きた女性への犯罪は13年に比べ20%増えた。

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