大型ヒグマに、ベテラン猟師が仕掛けるわな 体重300キロの情報も

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大型ヒグマに、ベテラン猟師が仕掛けるわな 体重300キロの情報も

2021年6月、箱形のわなで捕獲した雄のヒグマ。推定で13歳、体重280キロだった=北海道岩見沢市、ファーミングサポート北海道提供

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 岩見沢市の原田勝男さん(83)が管理するわなには今年、5月17日から6月2日までに計5頭のヒグマが掛かった。半年間で17頭も捕獲した一昨年と同様のペースで増えている。

 農林水産省の農作物野生鳥獣被害対策アドバイザーを務める原田さんは、市内に箱形のわなを四つ置いている。付近を見回り、ヒグマの足跡やフンが見つかるなど頻繁に出没していることが分かると、わなに餌を入れる。2021年は4~10月に計17頭、22年は4~11月に計11頭捕まえた。5頭目が掛かったのは21年が5月30日、22年が6月9日だった。

 捕獲したヒグマは年齢も大きさも様々だが、21年6月には推定で13歳、体重280キロもある大型の雄がわなに掛かった。今年は推定2~3歳の子グマが多いが、5月下旬に捕まえた雌は推定で7歳、体重は120キロあった。関係者によると、見つかった足跡などから一帯にはここ3年で最大となる体重300キロ前後のヒグマがいるとみられ、警戒を強めている。

 原田さんは狩猟歴50年以上のベテラン猟師。父親は秋田の伝統的猟師の「マタギ」だったという。20代後半で銃の免許を取り、エゾシカなどを追って各地を巡った。

 60歳の時、北海道の山中で猟の最中にヒグマに襲われ、瀕死(ひんし)の重傷を負ったこともある。現在はNPO法人ファーミングサポート北海道(本部・岩見沢市)の理事として、農作物を荒らすエゾシカの駆除にも取り組む。(岡田昇)

朝日新聞社

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