ロシア軍、雇い兵組織「ワグネル」を傘下に置く意向 プリゴジン氏は反発

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ロシア軍、雇い兵組織「ワグネル」を傘下に置く意向 プリゴジン氏は反発

ロシア軍、雇い兵組織「ワグネル」を傘下に置く意向 プリゴジン氏は反発

ロシア国防省のニコライ・パンコフ次官は10日、「志願部隊」に国防省と直接契約を結ぶよう要請するつもりだと述べた。このあいまいな表現は、ワグネルを指すとみられている。

これに対しワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏は11日、ワグネルは契約をボイコットすると、怒りに満ちた声明を発表した。

ワグネルはロシアのウクライナ侵攻にロシア側の戦闘員として参加し、重要な役割を担っている。

しかし、政治的野心があるとされるプリゴジン氏は数カ月にわたり、セルゲイ・ショイグ国防相やヴァレリー・ゲラシモフ軍総司令官と衝突してきた。特に、ウクライナで戦うワグネルへの物資供給を意図的に減らしているとして、2人を無能だと繰り返し非難していた。

国防省の発表に対するコメントを求められたプリゴジン氏は、「ワグネルはショイグとはどんな契約も結ばない」、「ショイグは正しく軍の編成を統制できていない」述べた。

また、ワグネルはロシア軍とうまく溶け込んでいるとした一方で、国防相に直属しているせいでその力が損なわれていると述べた。

10日の発表はワグネルを含む準軍事組織を直接名指ししたものではない。だが、これは新しい契約によってプリゴジン氏とワグネルを制御下に置こうとする動きだとロシアメディアはみている。

国防省は、この動きはウクライナで戦うロシア部隊の「効果をあげる」ためのものだと説明している。

声明によると「この契約により、志願部隊に必要な法的地位が与えられ、包括的な支援と任務の遂行について普遍的なアプローチが構築される」という。契約は7月1日までに締結する義務があるとしている。

ワグネルとロシア軍との緊張関係はここ数週間でさらに高まっている。

ワグネルは先週、ワグネル車両に向かって発砲したとして、ロシア軍のロマン・ヴェネヴィチン中佐を拘束した。

ヴェネヴィチン中佐は解放された後、ロシアの軍事ブロガーが共有したビデオの中で、ワグネルが武器を盗み、動員された兵士にワグネルと契約を結ばせ、国防省から武器を強奪しようとするなど、ロシアの最前線で「無秩序」をあおっていると非難した。これらの発言は、文章を読んでいるように見えるものだった。

プリゴジン氏はこうした発言を「まったくのナンセンス」だと一蹴している。

また、メッセージアプリ「テレグラム」で「ワグネルは(ロシア西部)ベルゴロド州の反乱軍と戦う用意がある」と発言するなど、ロシア国内に部隊を展開する用意があると示唆している。

アメリカ政府は昨年12月、ワグネルが約5万人の戦闘員をウクライナに送りこんでいると推定していた。

ワグネルは、ロシア政府の手先として世界中に拡大している。現在、マリや中央アフリカ共和国、スーダン、リビアなどに部隊を派遣しているとみられている。

(英語記事 Russia moves to take direct control of Wagner Group)

(c) BBC News

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