コロナ禍での「強制貯蓄」が吐き出されるいまこそ、財政出動して一気に景気回復「軌道」に持っていくチャンス

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日銀が金融政策決定会合で大規模な金融緩和策の維持を決定

金融政策決定会合をうけて記者会見に応じる日銀の植田和男総裁=2023年6月16日午後、日銀本店 写真提供:産経新聞社

飯田)植田和男総裁が4月に就任後、2回目の会合でした。

須田)基本的に日銀は、短期金利に関して責任を持ちます。短期金利とは何かと言うと、1年未満の金利です。

飯田)1年未満の金利。

須田)かつては公定歩合という制度があり、ここから発想して、短期金利の守護神と呼ばれていました。長期金利は本来なら日銀の仕事ではないのです。

黒田前総裁路線をとりあえず踏襲

飯田)黒田前総裁は。

須田)植田さんが就任し、それは無理だという方向で解除されるのかどうかが、1つの大きな焦点になっていましたが、とりあえず黒田路線を踏襲する。イールドカーブ・コントロール路線についても、内心では否定的なのだと思いますが、とりあえず続けていく形を取るのでしょう。

チャンス待ち政策 ~財政出動や外的な経済環境の変化である「チャンス」がくるまで低金利政策を続ける

須田)加えて低金利政策、異次元の金融緩和政策というのは、これだけだと景気回復にはつながらない。これをもって景気回復を実現することは、まず不可能だという結論に至ったのです。

飯田)低金利政策だけでは。

須田)9年~10年やってみて結果が出なかったので、そのような結論に至るのは当然です。足りなかったのは「財政出動だ」という認識で、植田さんを含め、いまの日銀は一致している。金融緩和政策と言うと、チャンス待ち政策なのです。

飯田)チャンス待ち。

須田)チャンスがきたときに景気回復を実現していく。チャンスとは財政出動、あるいは外的な経済環境の変化になるのだと思います。それまでは低金利政策、異次元の金融緩和政策をずっと続けていくというのが、現状の金融政策のベースです。

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