バス席2列目、突然の衝撃「運転手が足もとに」 北海道5人死亡事故

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衝突事故を起こしたトラック(手前)と都市間高速バス=2023年6月18日午後4時14分、北海道八雲町、朝日新聞社機から、岩下毅撮影

【動画】トラックが車線をはみ出したか 北海道八雲町の事故現場

 北海道八雲町の国道で事故に遭ったバスの前から2列目の座席に乗っていた札幌市の女性(79)は、うとうと眠っていたところ、「ガガガッ!」というものすごい音と衝撃で起こされた。荷物やガラス状のものが上からたくさん落ち、足もとには運転手が倒れ込んできた。「とにかく驚いて、怖かった」と振り返った。女性は衝撃で額をぶつけて打撲傷を負い、病院で手当てを受けた。函館観光に行く途中だったという。

 バスを運行する北都交通によると、病院に運ばれた乗客は大型タクシーに乗り換えて札幌や函館方面に向かったが、なかには「もう車には恐ろしくて乗りたくない」と、列車で帰った人もいたという。

 北海道函館市の会社員の男性(46)は、渋滞に巻き込まれた際、他のドライバーから「バスが大変なことになっている」と聞いた。停車して現場を見に行くと、前部が大破したバスが目に入った。運転手は頭を入り口の方に向けて倒れていた。救急隊員と警察官が「大丈夫か、わかるか」と何度も声をかけていたが、反応はなかったという。

 男性によると、トラックの近くには荷台から落ちた豚が10頭ほどいた。そのうち5、6頭は歩くことができず、血を流して倒れていた。

 近くの中学校のグラウンドにはドクターヘリが飛んできて、重傷とみられる乗客を搬送していった。バスの周辺には10人ほどが車道にしゃがみ込み、救急車を待っているようだった。お互いに背中をさするなどして、励まし合っていたという。

 現場付近の道路は約10キロにわたって通行止めになり、救急車や警察車両が何台も行き交った。事故発生から約30分後に車で現場を通った女性は、バスの車内で心臓マッサージをしている様子を見たという。

朝日新聞社

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