ウクライナ軍がクピャンスクとリマンで敵を撃退、ロシア軍がルハンシクで攻撃を強化?

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ゼレンスキー大統領は「敵がクピャンスク方面で何かを企んでいる」と言及していたが、マリャル国防次官は23日「クピャンスク方面とリマン方面で敵の攻撃を阻止した」と発表、現地メディアも「敵が攻撃を強化するルハンシク地域は注目に値する」と指摘している。

マリャル国防次官が特定地域のみの攻撃撃退に言及するのは珍しい

ゼレンスキー大統領は21日の演説の中で「ロシア軍がクピャンスク方面で何を企んでいても敵を粉砕する」と言及、ロシア側情報源も「ロシア軍がオスキル川に南下してシンキフカを支配下に置き、ペトロパブリフカに迫っている。ウクライナ軍は予備戦力を投入してロシア軍の前進を食い止めようとしている」と主張していたが、マリャル国防次官は23日「クピャンスク方面とリマン方面で敵の攻撃を阻止した」と発表した。

ウクライナ軍がクピャンスクとリマンで敵を撃退、ロシア軍がルハンシクで攻撃を強化?

出典:GoogleMap クピャンスク周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

一向に視覚的証拠が出て来ないので正確なロシア軍の攻勢方向は不明だが、ウクライナメディアも「ここ数週間、敵はルハンシク地域で攻撃を強化していることは注目に値する。ロシア軍はクピャンスク~リマン方面の防衛ラインを突破しようとしている」と指摘しており、主な攻勢ポイントはクピャンスクとビロホリウカ(リシチャンシクの西)らしい。

ビロホリウカを含むクレミンナ方面で両軍の交戦を示す視覚的証拠は沢山あるのだが、この地域の戦いはリマンとクレミンナの間に広がるグレーゾーンを両軍が奪い合うだけで特筆すべき前進は無く、どちらかというとオスキル川沿いにじわじわとロシア軍が南下しているクピャンスク方面の方が気になる。

ウクライナ軍がクピャンスクとリマンで敵を撃退、ロシア軍がルハンシクで攻撃を強化?

出典:GoogleMap クレミンナ周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

ロシア軍は3月上旬にフリャニキフカを制圧してオスキル川東岸沿いの森林地帯を南下し始めており、戦場環境はクレミンナの森林地帯を巡る戦いに似ていて、ロシア軍はどこまで前進しているのだろうか?

どちらにしてもマリャル国防次官が特定地域のみの攻撃撃退に言及するのは珍しく、ゼレンスキー大統領の言及と合わせると非常に意味深だ。

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※アイキャッチ画像の出典:Оперативне командування “Схід”

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