辛坊治郎が6月28日(水)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。ロシアのプーチン大統領が27日、民間軍事会社ワグネルの活動費について「全額国費で支払われていた」と明かしたことについて、「えっ、それ言う!?」と驚きを示した。
【写真】撤収するプリゴジン氏
ロシア民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏=2023年4月、モスクワ(ロイター=共同)
ロシアのプーチン大統領は27日、ベラルーシに事実上亡命したプリゴジン氏率いる民間軍事会社ワグネルの活動費について「全額国費で支払われていた」と明かした。昨年5月からの1年間で約860億ルーブル(約1450億円)を国家予算から支出したほか、プリゴジン氏のケータリング会社にも約800億ルーブル(約1350億円)を支払ったと述べた。
このニュースに辛坊は「今まで表に出てきていなくて、たぶんそうじゃないかなと思われていたようなことも全部出てきた」と言及。今回、プーチン大統領がワグネルへの国費支援を認めたことに「(ワグネルは)民間軍事組織っていう風に一般には言われてますけど、要するにロシアの別動隊の軍事組織」ということがはっきりしたと指摘。ワグネルは、主に中東やアフリカ地域で自国の軍や警察組織で治安維持が難しい国から、民間であるがゆえに治安維持活動の“発注”を受けていたとも解説。
「そういう組織だったんだということを、プーチン自身が今回の演説で認めている。えー、それ言う!?」と驚きを隠さなかった。