【令和の未来 政策を問う】憲法 首相が争点化主導、街頭で異例の訴え

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街頭演説する自民党総裁の安倍首相=12日午後、三重県松阪市
街頭演説する自民党総裁の安倍首相=12日午後、三重県松阪市

 「憲法審査会が憲法論議を1分もやらないまま1年以上が過ぎた。憲法改正に賛成か反対かではなく、まずは議論しよう」

 8日の昼下がり、買い物客や会社員らが行き交う埼玉県のJR川口駅前。元総務相の新藤義孝は、所属する自民党公認候補の応援演説で力説した。新藤は衆院憲法審査会で、与野党協議の与党側の責任者である筆頭幹事を務めている。

 「選挙後、国民の皆さんが私たちに与えていただいた力をもって憲法論議を進めたい」。新藤はこうも語り、停滞する議論の突破口を開きたいとの思いを強くにじませた。

 訴えを聴いた50代の女性は「大事な問題だと思うが、よく分かっていない」と話す。選挙時の応援演説は、市民生活に直結する景気や雇用についての考えや、候補者紹介が定番だ。「票につながらない」といわれる憲法改正問題に時間を割くのは異例といえる。

 12日夜には、立憲民主党代表の枝野幸男の地元、さいたま市大宮区での演説会に新藤と党憲法改正推進本部長の下村博文がそろい踏みし、憲法改正を主張した。首相の安倍晋三(自民党総裁)も連日の全国遊説の大半で訴えている。

 安倍や新藤は、自民党がまとめた「自衛隊明記」「緊急事態条項の創設」など4項目の独自改憲案の詳しい説明はしていない。「まずは国会で議論を」と呼びかけている。

 この1年、衆参両院の憲法審査会は立憲民主党をはじめとする主要野党の抵抗で開催すらままならなかった。5月中旬、与野党で合意した衆院憲法審の審議日程に枝野が待ったをかけ、完全に暗礁に乗り上げた。

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