橋桁落下事故、過去にも 広島では15人死亡、刑事責任問われた例も

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橋桁が落下した、国道1号静清バイパスの工事現場=2023年7月6日午前9時19分、静岡市清水区、朝日新聞社ヘリから、柴田悠貴撮影

【動画】140トンの橋桁が落下した静岡県の国道1号工事現場

 1991年3月には、広島市の新交通システム「アストラムライン」の建設中、橋脚上にジャッキで下ろそうとしていた鋼鉄製の橋桁(長さ63メートル、重さ60トン)が約10メートル下の県道に落下。信号待ちをしていた車11台が押しつぶされた。橋桁と一緒に転落した作業員も含め15人が死亡、8人が重軽傷を負った。業務上過失致死傷罪などに問われた元請け業者の3人の有罪が確定している。

 98年6月には、愛媛県今治市を走る「瀬戸内しまなみ海道」の来島海峡大橋の工事現場で、仮設橋桁が落下。7人が死亡、1人が重傷を負った。

 近年では16年4月、神戸市の新名神高速道路の延伸工事で、鋼鉄製の橋桁(重さ約1380トン)が下の国道に落ちて作業員2人が死亡、8人が重傷を負った。

 工事会社の元現場所長が業務上過失致死傷罪に問われ、神戸地裁は19年、地盤の弱い河川敷での工事だったのに、事前に適切な地盤調査や改良の措置をとらなかったと指摘し、禁錮3年執行猶予5年(求刑禁錮3年6カ月)の判決を言い渡した。(東郷隆)

朝日新聞社

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