(写真:朝鮮日報日本語版) ▲漢江公園のプールに避暑に訪れた市民。先月撮影。写真は本文の内容と無関係/聯合ニュース
22日午前11時37分ごろ、仁川市西区のカフェに設置された乳幼児用プールで「子どもが溺れた」と両親から119番通報があった。溺れたのは2歳女児で心停止状態で心肺蘇生法(CPR)を受けながら病院に搬送されたが死亡した。
このカフェは無人運営されており、内部に乳幼児が遊べるおもちゃとプールが設けられていた。今回の事故を受け、「キッズプールカフェ」と呼ばれるこうした業態の安全管理基準を確立すべきだとの指摘が出ている。
仁川西部署によると、事故現場はカフェ内に設置された水深67センチ、縦横4.8メートル、3.2メートルの大きさの乳幼児用プールだ。カフェ内には経営者が携帯電話経由で見ることができる防犯カメラが設置されていたが、プールの方向を向いていたかどうかは分かっていない。警察はこのカフェがどんな業種として届けを出して許可を受けたのか、安全管理責任者が安全義務を果たしていたかなどを捜査する方針だ。
スポーツ施設の設置・利用に関する法律では、営利目的のプールは水泳場業として届け出が必要で、面積が小さくてもスポーツ指導者1人を配置するなど安全管理義務がある。
一方、キッズプールカフェはその対象ではないため、安全管理上の死角になっているとの指摘がある。先月、慶尚北道慶州市の同様の施設でも未就学児が意識不明でプールに浮いている状態で発見され、警察が事故経緯を調べている。
イ・ヒョンスン記者