ウクライナ議員、病休と称してモルディブに家族旅行 刑事捜査の対象に


ウクライナ議員、病休と称してモルディブに家族旅行 刑事捜査の対象に

ウクライナ議員、病休と称してモルディブに家族旅行 刑事捜査の対象に

ウクライナの公務員は現在、休暇中に国外へ渡航するのを禁止されている。徴兵年齢の男性は、出国に特別な許可が必要となっている。

国家捜査局(SBI)とウクライナ治安局の刑事捜査の対象となっているのは、ユーリイ・アリストフ氏。出国を申請した際に、当局に虚偽の情報を提供したのかが焦点となっている。

当局によると、裁判で有罪とされた場合、最長3年の禁錮刑となる可能性がある。

■病休とされていた間に

SBIによると、アリストフ氏は7月中旬、モルディブのイサフシというプライベート・アイランドに妻子と共に滞在した。この間、病休とされていた。

同氏がウクライナ国外にいたのは、6月5日から7月22日まで。最初は3日間のポーランド出張に出ていた。モルディブ滞在は、ウクライナのメディアが最初に確認した。

ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は25日の演説で、国益に対する裏切り行為は「激しい怒り」を引き起こすと、公務員に向けて警告を発した。

「勝利と自由の維持のために可能なことも不可能なこともすべてやっている私たちの戦士や国民が、ウクライナを道徳的に強くしている。人々はそれを常に見て、感じており、いかなる仲間内の裏切りも、いかなる『ビーチ』(休暇)も、いかなる個人的な利得も、最も控え目に言って、激しい怒りを引き起こす」と述べた。

ウクライナ国会のルスラン・ステファンチュク議長は、アリストフ氏が辞表を提出したと、フェイスブックに投稿した。次の会期で取り扱いを協議するという。

今年になってゼレンスキー氏は、政府の人事を広範に刷新している。これを受け、数人の高官が辞任した。ウクライナでは汚職撲滅運動が進められている。

(英語記事 Ukraine MP faces criminal case after Maldives holiday)

(c) BBC News



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