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凶暴スズメバチが猛暑で活発化
連日続く猛暑の影響で、スズメバチの活動が活発化しています。炎天下に繰り広げられる、“凶暴性ナンバーワン”のスズメバチとハンターの攻防に密着取材しました。
【映像】「やばい、飛んでるよ」猛暑のスズメバチ駆除に密着
“凶暴性ナンバーワン”キイロスズメバチ
縄張り意識が非常に強いキイロスズメバチ
この日、最初の駆除依頼があったのは千葉県野田市。巣が作られていたのは、神社のほこらです。
スズメバチハンター 松原暢明さん:「キイロスズメバチですね」
体長2センチほどで、ミツバチより一回り大きいキイロスズメバチ。名前の通り、黄色い体が特徴です。
厄介なのは、その“気性の荒さ”です。
スズメバチハンター 田迎真人さん:「攻撃性は極めて強いですね。ちょっとの振動でもすぐ刺されるので、危ないですね。やばい、やばい。飛んでるよ。かなり追っかけてきてるよ。やばいね、これ」
縄張り意識が非常に強く、スズメバチの中でも“凶暴性ナンバーワン”と言われています。
防護服を着たスタッフが近付くと、すごい量のスズメバチがいました。
大量に出てきて、威嚇を始めます。そこで、松原さんが取り出したのが、お手製の秘密兵器。改造した掃除機でスズメバチをどんどん吸い込んでいきます。
松原さん:「怒ってる、怒ってる」
内田さん:「怒ってます、ものすごく怒ってます。さすがキイロ(スズメバチ)です」
松原さん:「夏本番になってきたね」
巣を攻撃されたスズメバチは、さらに凶暴に!それでも、ひるむことなく吸い続け、ついに巣を取り出しました。
捕まえたキイロスズメバチは、およそ200匹。4段にわたって巣を作っていました。
これを見た依頼者の男性は、次のように話します。
依頼者(70代):「こんなに大きいと思わなかった。しばらくは安心だ」
7月上旬から活動が活発に…駆除依頼が殺到
例年より半月ほど早い、7月上旬から活発化
駆除歴45年の大ベテラン、スズメバチハンターの田迎さん。今年は、スズメバチの動向に“ある異変”を感じていました。
田迎さん:「(動き出しが)早いよ、今年は。桜が咲くのが今年は早かったし、その後すぐに温暖な20℃以上の25℃近くの温度がずっと続いたので、(早く)巣作り開始になっちゃった」
今年は気温が高いため、早めに始まったというスズメバチの巣作り。それに合わせて働きバチの増加も早まり、例年より半月ほど早い、7月上旬からスズメバチの動きが活発になっているのです。
そのため、ハンターの元には駆除依頼がひっきりなしにやってきます。
田迎さん:「今、こっち片付けてて、30分くらい経ったら出発します」
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