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海外の訪問先から帰国した自民党の秋本真利衆院議員=3日午後8時2分、羽田空港
自民党の秋本真利衆院議員
「日本風力開発」が入るビル=3日午後10時10分、東京都千代田区
脱原発を掲げ洋上風力発電を推進してきた自民党の秋本真利衆院議員(47)=比例南関東=が、洋上風力発電事業を手がける「日本風力開発」(東京都千代田区)側から不透明な数千万円の資金を受領した疑いがあることが3日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部もこうした経緯を把握。同社社長を既に任意で事情聴取しており、贈収賄に当たる可能性もあるとみて慎重に捜査を進めているもようだ。
秋本議員への資金提供を否定 日本風力開発社長の弁護士
秋本氏は2012年に初当選し、現在4期目で外務政務官を務めている。自民党内の再生可能エネルギー普及の分野で存在感を示してきた。3日、海外の訪問先から羽田空港に到着した。
日本風力開発は「当社が、国会議員ほか公務員に対し贈賄をした事実は一切なく、この点を立証できる客観的な証拠が数点存在しています」とのコメントを出した。
秋本氏は18年10月までの1年余りは国土交通政務官を務め、再エネ海域利用法の制定を後押しした。
同社は1999年の設立。ホームページによると、国内外で293基の風力発電を開発してきたとしている。
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