工藤静香(C)日刊ゲンダイ
木村拓哉(50)と工藤静香(53)夫妻の長女でモデル兼フルート奏者のCocomi(22)が、7月16日に自らの公式インスタグラム・ストーリーズで「私は25歳までに結婚したいです。ぴーんち。あと3年しか……」と突然今の心境を打ち明けたことで芸能関係者を驚かせた。
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「遅れてきた反抗期というやつじゃないの? これまで静香に言われるまま生きてきたから、その反動が突然の結婚宣言になったんじゃ……」と言う人もいれば、「あえて過激な発言をして一般人の反応を楽しんでいるんじゃ?」と言う人もいる。
Cocomiの“結婚宣言”で最も気になるのは両親の反応だろう。
3年前にCocomiがモデルデビューしたときから、木村は「本人の人生なんだから自分の好きなように生きたらいい……」と、妹のKōki,と同じように娘たちの生き方を尊重するスタンスをとってきた。
「家庭内での父娘の関係は極めて良好だといわれています。最近の2人の共通の話題は、木村が主人公の父親役で出演している『君たちはどう生きるか』で、Cocomiは宮崎駿監督やスタジオジブリの演出方法などを興味深く木村から聞いているようです。Cocomiは声優の仕事にも興味があるようですよ……」(芸能プロダクション関係者)
木村とCocomiについて、筆者には強く印象に残っていることがある。2017年6月に東京都調布市仙川町で木村が起こした追突事故だ。当時の木村は映画「検察側の罪人」の収録を控え、本読みやリハーサルなどで多忙の日々を送っていたが、Cocomiが当時通っていた学校の送迎だけは何とか時間を調整していたことがこの事故によって判明し、番記者たちを大いに驚かせたのである。
娘たちの子育てについては“静香任せ”とか“放任主義”と見せかけ、クールなフリをしていた木村が、実は(当たり前といえば当たり前だが)“目に入れても痛くない”ほどの溺愛ダディーだったことが発覚してしまったのだ。愛する娘を心配しない親はいないだろうが、建前としてその生き方に過度な干渉をせず尊重することが、木村の精いっぱいの愛情表現なのかもしれない。
■フルート奏者として娘に大成して欲しい静香
一方、木村とは裏腹に何とも微妙な反応をみせているのが工藤静香だという。
Cocomiのインスタ投稿直後から、周りのスタッフに「バカじゃないの?」といつものぶっきらぼうな調子で言い放ち、余裕の笑みを見せたという話も聞かれる。
「静香さんの『何かに挑戦するからには1番を目指しなさい』というスタンスは昔から少しも変わっていないようです。Cocomiの投稿が静香さんを苛立たせているのは、フルート奏者として静香さんが大仕掛けのプロモーションを多方面に一生懸命に頭を下げて展開してきたからです。昨年4月にはデビューアルバム『del’amour』を発表しましたし、9月には静香さんのソロデビュー35周年記念というどさくさに紛れてNHK『SONGS』をはじめとする、いくつかの番組で母娘の共演を披露し、母としてもアーティストプロデューサーとしても評判は上々でした。極めつきは昨年末の『NHK紅白歌合戦』でしょう。しかしフルート奏者として大成して欲しいという親心を踏みにじるような結婚宣言に『のんきに何を考えているのか……遊んでる暇があったらもっと精進しなさい!』という静香さんの本音が伝わってきますよね」(音楽関係者)
平静を装っている木村と工藤が「恐らく水面下ではギクシャクしていることは間違いないだろう」と推測する芸能プロ関係者も少なくない。
果たしてCocomiは工藤の望むようなグレードアップした姿を披露できるのか。それともあっさりと“ダディーよりハンサムな男性”の元へ嫁いでいくのだろうか……。
(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)