国民・前原氏、玉木体制に不満を爆発させる 「やってない、できてない。はっきり言っとくわ」…参謀の怠慢指摘

国民民主党の前原誠司代表代行。玉木雄一郎代表の党運営を批判している(2020年9月撮影)

 国民民主党の代表選(2023年8月21日告示、9月2日投開票)に出馬した玉木雄一郎代表と前原誠司代表代行が、「プライムニュース」(BSフジ)の放送で対立を見せた。

榛葉賀津也幹事長の仕事ぶりに不満を表明

 前原氏は、野党間の候補者調整が必要だと主張し、党運営に対する不満を述べた。彼は、衆院の小選挙区では野党間の候補者調整が必要だとの立場で、「ちゃんと調整している痕跡はない」と述べた。

「100年かけるのか、政権交代までに」

 番組では、前原氏が代表としての玉木氏の責任を問い詰めた。前原氏は衆議院選挙で国民民主党に投票する人々の割合が2.6%であることを指摘し、「何人議員が増えたとかそうじゃなくて、これからじゃあ、どのぐらいのタイミングで…。100年かけるのか、政権交代までに」と迫った。

野党との連携についても意見が相違

 玉木氏と前原氏の間では、野党との連携についても意見が対立していた。玉木氏は、「大きな塊」となる野党連携は困難だと述べていたが、前原氏は国民民主党の拡大を重視し、候補者の擁立が遅れていることを非難した。

「非自民は、私は絶対に譲れない」

 政権交代についても考え方の相違が見られた。玉木氏は、現実的な政権交代は多党制によるものであり、国民民主党が野党第1党でなくても新しい政権の与党の一角を担うべきだと主張した。一方、前原氏は自民党との連携を否定し、「やってみなきゃ分からない」として政権交代の重要性を強調した。

 前原氏によると、連携可能な相手としては、憲法や安保など基本政策が一致することが重要であり、「非自民は、私は絶対に譲れない」と話した。

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ソースリンク: 日本ニュース24時間