ソチ五輪アイスダンスのアレクサンドラ・ポールさんが交通事故で亡くなる

若き才能の悲劇

アイスダンスのスター、アレクサンドラ・ポールさんが31歳でこの世を去る

Alexandra Paul
写真:レディ・チャットスター

カナダの元フィギュアスケート選手で、2014年ソチ冬季オリンピックのアイスダンスに出場したアレクサンドラ・ポールさんが、22日、カナダのオンタリオ州で交通事故に巻き込まれて亡くなりました。享年31歳です。

事故の詳細によれば、オンタリオ州メランクソンの道路で、トラックが停車している車両に突っ込みました。ポールさんが運転する車もその列に含まれていました。

彼女は最愛の赤ちゃんを連れていたものの、幸いにも赤ちゃんは負傷したものの命に別状はありませんでした。

カナダスケート連盟はポールさんを「氷上でも外でも輝くスター」と評し、「消えることのない足跡」をフィギュアスケート界に残したと表現しています。

ポールさんは現役時代、ミッチェル・イスラムさんとパートナーを組み、2010年の世界ジュニアフィギュアスケート選手権で銀メダルを獲得しました。また、国内選手権では3回3位に入賞し、ネーベルホルン杯やUSインターナショナルクラシックでも表彰台に立つなど、国際大会でも活躍しました。また、2014年のソチ冬季五輪ではカナダ代表として出場し、18位で終えました。

2016年には競技から引退し、2021年にイスラムさんと結婚し、翌年には長男を出産しました。

「信頼できる模範」

カナダスケート連盟は声明を発表し、「カナダのスケートコミュニティーの大切なメンバーであるアレクサンドラ・ポールさんの突然の訃報に、深い悲しみを感じています。彼女がスケート界へ与えた貢献や、仲間との絆、そしてスポーツマンシップについて思い出しています。彼女は優れたアスリートであり、スケーターたちにとって真のロールモデルでした。彼女の回復力、忍耐力、そしてスポーツマンシップの価値観は我々に多くのことを教えてくれました。アレクサンドラの家族、友人、そして彼女を知る全ての人々の思いに寄り添います。」と述べました。

スポーツキャスターのミシェル・タフォヤさんは、ポールさんを「優れた若者」と評し、「X」というソーシャルメディア上で述べました。

(出典:BBCニュース)

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