ウクライナがロシアの防衛線を突破したと発表しましたが、果たして本当なのでしょうか?一方、ロシアは南部戦線でのウクライナ軍の前進を撃退したと主張しています。今回の動きは、世界中の注目を集めており、戦況に大きな影響をもたらす可能性があります。
米国のカービー調整官の発言に注目
ウクライナの南部戦線での出来事について、ジョン・カービー米国家安全保障会議(NSC)戦略広報調整官は注目すべき進展があったと語っています。ウクライナ軍は72時間にわたり南部戦線で進展を遂げたと主張しており、カービー氏の発言がこれを後押ししています。
最も重要なのは防衛線突破の可否
ウクライナ軍が突破したのは、ロシアが南部地域に構築した防衛線の最も堅固な部分です。ウクライナの現場指揮官はこの防衛線を突破したと主張していますが、西側ではまだ楽観視するのは早いとの意見もあります。
ウクライナの指導者であるゼレンスキー大統領は、最も重要なのは前進することであり、それが現実になったことを強調しています。一方、ウクライナの反転攻勢を指揮するタルナウスキー司令官は、ウクライナ軍がロシアの第1防衛線を突破することで進軍が早まるとの見込みを述べています。
ロシアの防衛線の構造
ロシアが構築した防衛線は三重の構造を持っており、第2防衛線が最も重要な部分とされています。ジャック・ワトリング氏は、この防衛線には塹壕やコンクリート補強発射台、戦車阻止物、地上ケーブルなど多くの要素が残っていると指摘しています。
今後の動向に注目が集まる
ウクライナ軍が突破した防衛線はロボティネという要衝地ですが、次の目標は南西に位置するトクマクとされています。トクマクは重要な交通の要所であり、マリウポリやベルジャンシクなどへの通路となっています。ウクライナ軍がこの地域を制圧することで戦局は一気に変化するかもしれません。
一方、ロシアも東部ハルキウ州のクピャンシクで攻勢をかけており、ウクライナ軍を東部と南部戦線から分離しようとしています。しかし、その戦略にはリスクも伴うことを考慮する必要があります。
今後の動向にはますます注目が集まることでしょう。
Source link: 日本ニュース24時間