チーム永瀬、3年ぶりのV2達成!永瀬拓矢王座「応援のおかげ」ファンへの恩返しは「川崎家の味玉&トッピング1品」

将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2023」の本戦トーナメント決勝が開催され、チーム永瀬が3年ぶりに2度目の優勝を果たしました。チーム永瀬のリーダーである永瀬拓矢王座(31歳)をはじめ、増田康宏七段(25歳)と本田奎六段(26歳)の3人が協力し、チーム稲葉との対戦を5勝0敗という圧倒的な成績で制しました。永瀬王座は「皆さんの応援のおかげで優勝することができました。本当にありがとうございます。」と感謝の気持ちを述べました。

「味玉&トッピング1品」を約束する永瀬王座

チーム永瀬は、今シーズンの永瀬王座を取り戻すために、長年のパートナーであり優勝経験もある増田七段と、研究仲間でもある本田六段を指名して編成しました。チーム永瀬はその安定感抜群の強さを見せつけ、常勝軍団として知られる存在です。

予選Aブロックでは、決勝戦での対戦相手であるチーム稲葉との試合で苦戦し、2勝5敗で2位通過となりました。本戦トーナメントではシードのない1回戦の枠から出場し、頂点を目指すことになりました。永瀬王座は本戦初戦で敗れ、不利なスタートを切りましたが、増田七段が3連勝し、チームを引っ張りました。続く2回戦でも永瀬王座が全勝し、ベスト4進出を果たしました。準決勝でも永瀬王座が全勝し、勢いを止めることはありませんでした。そして、ついに決勝の舞台に立ちました。

決勝戦の相手は前年の優勝チームであるチーム稲葉です。稲葉八段は前年と同じメンバーを再指名し、連覇を狙いました。準決勝では藤井聡太竜王・名人率いるチーム藤井と対戦し、4連敗スタートとなりましたが、そこからの5連勝で驚異の追い上げを見せ、ドラマチックな大逆転劇を演じました。

決勝戦第1局は本田六段と稲葉八段の対戦で、本田六段が勝利しました。第2局は永瀬王座が勝利し、チームメイトに続けとなりました。第3局では増田七段が勝利し、3連勝となりました。そして、運命の第4局で永瀬王座が稲葉八段と対戦し、勝利を飾りました。最後は本田六段が勝利し、チーム全員が力を出し切り、見事に優勝を手にしました。

永瀬王座は、「私たちは勝利のために全力を尽くしました。皆さんの応援のおかげで優勝することができました。本当にありがとうございます。」と視聴者に感謝の気持ちを伝えました。また、分配された賞金をファンへの恩返しに使うことを約束し、父親が経営するラーメン店「川崎家」で「味付け玉子とお好きなトッピング1品プレゼント」を行うことを発表しました。「優勝賞金で補填しますので、ぜひお越しください。」と、笑顔でファンに呼びかけました。

チーム永瀬は約半年にわたる活動を最高の形で締めくくりました。来年の戦いにも期待が高まります。